(圖為新潮社《紫堇花醃製的蜜餞》文庫本的封面。江國香織(1964-)憑藉所創作的童話與小說,成為日本家喻戶曉的作家,在華語圈亦享有一定知名度,但其詩作及詩人身分,較不為人知。《紫堇花醃製的蜜餞》為其處女作詩集,在「少女」、「女人」兩種自我間轉換,直率熾烈地述說女性的純粹、空虛與哀愁。平成十一年(1999)由理論社出版單行本,平成十四年(2002)新潮社在原版內容上增加收錄十二首新作,出版文庫本)
【作者簡介】
江國香織(1964-),當代兒童文學作家、小說家、詩人。東京都人。目白學園女子短期大學畢業。父親為評論家、隨筆家、俳句作家江國滋(1934-1997)。昭和六十二年(1987),以《草之丞的故事》獲小小童話大獎,踏入文壇。起初以童話作家的身分出道,隨後開始創作成年人閱讀的戀愛小說,平成十四年(2002)以《游泳既不安全也不適切》獲山本周五郎獎,平成十六年(2004)更以《準備好大哭一場》獲直木獎殊榮,跨足兒童文學與一般文學的領域,大放異彩。小說之外,也寫詩、散文並翻譯國外繪本。代表作另有《芳香日日》、《那年,我們愛得閃閃發亮》、《沉落的黃昏》、《神之船》。
[那個不屬於任何人的我]
吃下紫堇花醃製的蜜餞
我立刻回到少女時期
那個不屬於任何人的我
[だれのものでもなかったあたし]
すみれの花の砂糖づけをたべると
私はたちまち少女にもどる
だれのものでもなかったあたし
[胸部]
以前覺得胸部能變大就好了。
就像外國電影裡登場的女演員一樣。
但那時
並不知道
胸部
是大小要剛好
讓男人手掌包覆的
柔軟冰冷的
工具。
以前覺得胸部能變大就好了。
那不是為了取悅男人。
[おっぱい]
おっぱいがおおきくなればいいとおもっていた。
外国映画にでてくる女優さんみたいに。
でもあのころは
おっぱいが
おとこのひとの手のひらをくぼめた
ちょうどそこにぴったりおさまるおおきさの
やわらかい
つめたい
どうぐだとはしらなかったよ。
おっぱいがおおきくなればいいとおもっていた。
おとこのひとのためなんかじゃなく。
[我成了護唇膏]
我成了護唇膏
想守護你的雙唇
遠離日曬、寒冷和乾燥
還有你妻子的紅唇
[あたしはリップクリームになって]
あたしはリップクリームになって
あなたのくちびるをまもりたい
日ざしからも寒さからも乾燥からも
あなたのつまのくちびるからも
[婚姻生活]
就像反抗期的中學生
與狂妄自大的小學生
一起過生活
但是
你哭的話
我會緊緊抱住你
無論我做什麼事
都請待在我身旁
[結婚生活]
反抗期の中学生と
生意気な小学生が
一緒に暮らしているみたいだね
でも
あなたが泣けば
あたしは抱きしめてあげるし
あたしがなにをしても
あなたはそばにいてくれるね
[狗和貓]
深夜
醉醺醺地在回家途中
吐了一下
洗澡時明明已仔細清洗
才鑽進被窩
正在睡覺的先生
卻說
「有嘔吐的惡臭味」
我說
「你像狗一樣鼻子真靈」
但是
先生沒再說什麼
我無可奈何
自顧自地說
「我是像野貓一樣在夜裡遊蕩的妻子吧」
然後倒頭睡去
[犬と猫]
夜中
よっぱらって帰るとちゅうで
ちょっと吐きました
ちゃんとシャワーをあびたのに
ベッドにもぐりこんだら
眠っていた夫が
ゲロくさい
と、言いました
犬みたいに鼻がいいのね
あたしは言い
でも夫はもうなにも言いませんでした
それであたしはしかたなく
野良猫みたいに夜遊びする妻だな
と
じぶんで言って
寝ました
[致父親]
在醫院
這個宛如白色方形豆腐的地方
你的生命正一點一滴消逝之際
我待在男人的懷裡
你的茶杯還在這裡
你卻到處都不見蹤影了
很久以前
母親不小心把飯碗打破
你一臉嚴肅
對我說
「不可以難過」
「有形體的東西總有一天會壞掉」
「難過的話,就是在責備媽媽」
你突然的
——而且永遠的——
離開了
如果難過的話,不就是在責備你嗎
那天
你在醫院病床上
說已經很累了
真的
想對你說
「那死了也好」
但是
這句話
我說不出口。
稍早之前
你說想抽煙
真的
想對你說
「那就抽啊」
但是
「因為抽了一定很快死的」
這句話
我說不出口。
對不起喔。
再見,
我,很快也會去的。
但不是現在。
[父に]
病院という
白い四角いとうふみたいな場所で
あなたのいのちがすこしずつ削られていくあいだ
私はおとこの腕のなかにいました
たとえばあなたの湯呑みはここにあるのに
あなたはどこにもいないのですね
むかし
母がうっかり茶碗を割ると
あなたはきびしい顔で私に
かなしんではいけない
と 言いましたね
かたちあるものはいつか壊れるのだからと
かなしめば ママを責めることになるからと
あなたの唐突な
——そして永遠の——
不在を
かなしめば それはあなたを責めることになるのでしょうか
あの日
病院のベッドで
もう疲れたよ
と言ったあなたに
ほんとうは
じゃあもう死んでもいいよ
と
言ってあげたかった
言えなかったけど。
そのすこしまえ
煙草をすいたいと言ったあなたにも
ほんとうは
じゃあもうすっちゃいなよ
と
言ってあげたかった
きっともうじき死んじゃうんだから
と。
言えなかったけど。
ごめんね。
さよなら、
私も じきにいきます。
いまじゃないけど。
[無題]
反正
百年之後
誰都不在了
不管是我、你
或是那個人
[無題]
どっちみち
百年たてば
誰もいない
あたしもあなたも
あのひとも
[五點的鐘聲]
五點的鐘聲響起
就要回家了
即使在玩
即使很快樂
即使不想回去。
至今在心裡某處
我仍等待著鐘聲
不論何時
不論和誰在一起
或許都如此
[五時の鐘]
五時の鐘が鳴ったら
うちに帰ることになっていた
遊んでいても
楽しくても
帰りたくなくても。
心のどこかで
私はいまでも鐘を待っている。
いつも
誰といても
たぶん
[時間]
時間是敵人
時間一流逝,傷痕就癒合了
明明好不容易
才受傷的
[時間]
時間は敵だ
ときが経てば傷はいやされる
せっかくつけてもらった
傷なのに
[冰冷的哈密瓜]
吃著冰冷的哈密瓜
我說
「冰冷的哈密瓜
冰冷的雙唇
感覺好色」
你嚇了一跳
連忙喝起咖啡
感覺唷,感覺
你跟我完全不同呢
冰冷的哈密瓜
冰冷的雙唇
寧靜的午後時光
[つめたいメロン]
つめたいメロンをたべながら
「つめたいメロン
つめたいくちびる
官能的なきもちになりました」
と 言ったら
あなたはおどろいて
あわててコーヒーをのんだね
きもちよ、きもち
あなたと私は全然ちがうね
つめたいメロン
つめたいくちびる
しずかな昼下がりです
譯自:江國香織,《すみれの花の砂糖づけ》(東京:新潮社,2002),頁14、18、19、62、72、80-85、136、138、148、152、153。
圖片來源:https://www.shinchosha.co.jp/book/133920/
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