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2010-06-27 09:21:34| 人氣422| 回應0 | 上一篇 | 下一篇

婚活

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「婚活」という言葉は以前からネットを通じて知っていましたが、なんとなく違和感を持っていました。今回久しぶりに友人と会っておしゃべりしているときに婚活の話題が出ましたが、友人の話を聞いてやっぱりおかしいと思いました。

友人の友人は婚活で結婚相談所が紹介してくれた男性とお見合いをしたようですが、「女性には結婚後も働いて欲しい。でも、僕は家事をするつもりないけど。」としゃあしゃあと言ってのける男性や、仕事の専門的な話を一方的にしゃべり続け、あまりにもつまらないので彼女が話題を変えようとすると『ちょっと待ってください。まだ話が終わっていません。』と制止し、お見合いが終わったときに、『あなたは口数が少ないのですね』と言ってのける男性と出会ったそうです。友人の友人は、婚活では、結婚云々以前に、そもそも他人とコミュニケーションをとることができない人とばかり出会うと感じているそうです。

私は他人の良い結婚がしたいという願望を否定するつもりはありません。でも、「自分が思いつく良い条件を満たしている人」イコール「理想的な良き結婚相手」というふうに考えるのは、残念だなと思います。そういう発想で結婚相手を探していると、自分の想像をはるかに超えた良さを持っている人と出会えなくなってしまうと思うのです。

たとえば、「年齢は35歳年上じゃなくちゃ嫌」と決めていたら、年下でも楽しくお付き合いできる人と一緒に暮らす可能性をシャットアウトしてしまいます。「年収は1000万円以上で」と決めていたら、それ以下の年収でも豊かに暮らしている人と生活を共にする可能性をつぶしてしまいます。年齢、国籍や職業、社会的地位を問わずに世の中を見渡せば、世の中には自分よりも視野が広く、精神的に豊かな生活を送っている人がたくさんいるのに、たいした見識もない自分が思いつく程度の条件に固執していたら、自分の視野を広げ、精神的な豊かさをもたらしてくれる人に出会えないと思うのです。

そういう意味で、「良い相手とめぐりあって、良い結婚をしたい」と心のそこから思っていたら、メディアで報道されているようなスタイルの婚活はやめたほうが良いのではないかと思うのです。お見合いでも、友人知人の紹介でも、出会い方は何でもかまわなくて、もっと大切なのは自分や相手をつまらない条件でしばらないということではないかと思います。

 

台長: 雪子
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