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2010-01-07 12:25:53| 人氣442| 回應0 | 上一篇 | 下一篇

日本雑感(三)父と母の家

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父と母の家(実家):

 

私はこの家で十数年を過ごしたわけですが、最近帰郷して気づくのは、私はこの家の運営やメンテナンスの方式について何も理解していないということです。たとえば、必需品である灯油はどこで買ってきて、どこに保管しているのか。庭や家の中で育てている草木を育てる上でどのようなことに気を配らなければならないのか。毎日どのように面倒を見ているのか。地下倉庫には何をどのように保存するのか。お正月様はいつどのように飾るのか。おせち料理の作り方。障子の張り替え方。ちょっと考えただけでも、知らないことだらけだ。子供時代は、ただ目の前に出されたものを受け入れているだけでした。それらの準備の仕方を習得するよう要求されたこともなかったし、興味を持ったこともなかったのです。私は両親から地方の生活文化をまったく継承していません。遅すぎるけれども、今回はじめて危機感を抱きました。

でも、こういっては何だけど、「伝統の不継承」の責任はひとえに私の怠惰にある、とは思えないのです。両親を観察していると、父は自らの生活スタイルを変えられないにもかかわらず、自分の文化を継承に値するものとは思っていないようです。母にしてもそうです。だから、「私の無能」は、もちろん私が自覚的に行動してこなかったことに大部分の責任がありますが、でも100パーセント私のせい、というわけでもないと思うのです。

故郷に帰って1週間。私が今いる家空間はとても慣れ親しんだもののようだが、家空間の維持という点に焦点を当てて観察すると、自分はまったくのよそ者なのだということがわかります。「よそ者」から「この家空間の維持運営に参与する者」になるためには、それなりの努力が必要でしょう。こういう問題を、同世代の人たちはどのように考えているのでしょうか、ちょっぴり気になります。

 

台長: 雪子
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