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2010-09-23 13:29:00| 人氣652| 回應0 | 上一篇 | 下一篇

『街場のメディア論』と可読性

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あともうひとつ、この本を読んで思ったことをメモしておきます。それは、文章の「あて先」についてです。

内田樹の著作では、度々文章のあて先について言及されます。以前どの本だったか忘れましたが、彼は「このテキストは自分宛に書かれたものではない」と感じたらすぐに読書を停止すると書いていました。

私は日本に暮らしていたときには実のところそれほど「文章のあて先」について敏感だったわけではありませんでした。台湾に来て、ニュース番組や新聞、そのほかさまざま文章を読むようになり、それらが台湾国内の、ある特定の階級や政治心情を持つ人に向けて書かれているのが分かるようになってはじめて、世の中には排他的な文章と国籍や民族、性別などさまざまな違いを超えて読まれる文章があるということが実感できました。

今回再び内田樹の本を読んで、「文章のあて先」という観点から、掲示板や出産育児ブログなどの文章をながめるとどうかな、とふと考えました。掲示板やブログはジャンルを問わず、読後感の悪いものが多いですが(私の文章も読後感が悪いかもしれませんけど)、ひょっとしたら、それは、書き手が文章を入力するときにあて先を自分だけとか、自分と同質性のきわめて高いごく小数の人に限定して(無意識かもしれませんけど)いるから、というのも理由のひとつではないかと思いました。他者に自分の考えを伝えたいというよりも、ストレスの発散のために書くなど、そもそもあて先を全く想定していない文章も結構あるのではないかと思います。

妊娠・出産・育児関連の掲示板やブログを眺めていると、多くの人が似たような経験をしている話題を扱ったとしても、書き手が「あて先」を意識せずに書けば、やっぱり可読性はなくなるということが分かります。

台長: 雪子
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全站分類: 不分類 | 個人分類: 【妊婦生活】 |
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