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2007-04-21 20:41:28| 人氣356| 回應0 | 上一篇 | 下一篇

絲山秋子的「沖で待つ」

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這本書收錄兩篇短篇小說:「勤労感謝の日」和「沖で待つ」,我只有讀後者。

「沖で待つ」是以女主角「及川」第一人稱來敘述,山梨縣出身的她和茨城縣出身的「太っちゃん」從東京的大學畢業後,同期加入公司,在福岡的營業所工作時建立了友誼。太っちゃん也在那裡娶妻生子。

後來及川被調到琦玉營業所,幾年後太っちゃん也到東京單身赴任。在東京再會時,太っちゃん提議兩人當中誰先死,活著的人就偷偷去死者的住處毀掉電腦的硬碟,以免硬碟裏不想給任何人知道的秘密被別人看到。

相信對方會履行承諾毀掉硬碟,相信對方不會看硬碟的內容,這是極深的信賴關係。讓我聯想到介錯人。

描述及川如何毀損太っちゃん的硬碟的段落有一種poetic sadness,不過我的日文和中文都不好,就不翻譯了 (我想中譯版早晚會出來的):

けれど太っちゃんはもういないのです。どこかの病院の地下で横たわっている身体はまだこの世に存在していても、もう二度と太っちゃんを罵ることができないのです。また頭がぼうっとしてきました。「弁当箱」のフタは僅かに歪んですき間が出来たのですが、どうしても開きません。やみくもにマイナスをあちこちに差し込んでこじっているうちに、あることが浮かんで離れなくなりました。
これは、太っちゃんの棺桶だ。
私は棺桶をこじ開けて、太っちゃんの死を傷つけようとしているのだ。
しかしためらいはしませんでした。何か使命感のようなものが私につきまとっていました。マイナスでステンレスのフタが開けられないことがわかってから、隠されたビスがあることにやっと気づいて、FRAGILEと書いてあるシールを苦労して剥がしました。シールの下には二ヶ所、ビスが隠れていました。その二つを星形で外すと、あっけなく「弁当箱」は開きました。
中には銀色の鏡のような円盤が入っていました。鋭く刺すように光を反射する、静まりかえった円盤でした。
これが、死なんだ。
と思いました。すべてを拒否するように眩しかったからです。
しばらく円盤を眺めてから、マイナスを手にとって中心から円周上まできりきりと傷をつけていきました。
消える。これで全部消える。
約束を果たしている安堵は、罪悪感よりも強くありました。円盤に映った私は泣く寸前のみっともない顔をしていて、こんな顔、太っちゃんにだって見られたくないやと思いました。何か面白いことを思いだして、ちょっと笑おうとしました。(pp.86-87)

台長: 書生
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