昨日は、IMREの人と、仕事の打合せをして食事をしてから、もう少し、ということで、近所のお好み焼き屋(下町ですから)に、お酒を飲みに行きましたが、シンガポールからのお客さんと言うことで、NHKの「沸騰都市シンガポール」という番組のビデオを見せてくれました。まあ、一般向けなので、「多少の問題はありそうだけどがんがん頑張っているシンガポール、」というステレオタイプの番組でしたが、件のフュージョンポリスが出てきたり、リトルインディアの行きつけのカレー屋さんが出てきたりと、みんなでなかなか楽しめました。日本人には刺激が強いかも、と思いつつ、後であちこちのブログを見てみると、やはり、感嘆賛同4割、ちょっと嫌悪6割、の感じでした。
観光でなく、ちゃんとシンガポールに住み、また、実際にシンガポールとの仕事をした人間の感覚としては、「あそこまで厳しくはないが、あれほど甘くもない。」というのが正直なところです。番組では、リーシェンロン首相の「外国人労働者は調整弁」という言葉だけを取り上げて、かなり批判的に作り上げていましたが、調整弁、の割には、他国(アジアのみでなく、欧州やアメリカも含めて)に比べて、それなりのサポートをしていることは無視されていますし、外国人労働者政策が多少極端で問題を含んでいることは、シンガポール政府も重々承知でしょう。彼らも常に「これは一つの段階」という言い方をしています。
日本を除けば、世界は多かれ少なかれ、社会のシステムは似たようなところがあると思います。日本はお金があって、機会の平等でなく結果の平等、を目指すことができたので、現在のようなあまちゃん国家でいられるのかもしれません。とはいえ、日本人として、結果の平等、を目指せる社会というのは、とても大切かと思います。難しいでしょうが、これを維持し、かつ、廻りにも広げていければと思いますけど。
番組ではシンガポールの教育システムの話には触れられませんでしたが、極端に言えば、「選別して資源を集中 と 各階層にそれなりの自信を付けさせる」というシステムは、まず日本人には理解できないでしょうから、割愛されたのかもしれません。
まあ、そうはいっても、人は人、あまり違いはありません。フュージョンポリスのエリート研究員も、お好み焼きを食べながら焼酎を飲み、仕事の話でなく、身の回りや、女の子や、スポーツの話になっていくのですから。でも、日本人も、もう少し頑張らないといけませんね。
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