先週は工場で仕事をしていた。久しぶりの現場仕事でしたが、コンプレッサーやポンプやスチームトラップの独特の騒音の中で身体を動かしていると、それなりに気持ちがよい。技術開発業務というと、机に貼り付いて仕事することを想像しがちだが、決してそんなことはなく、現場の仕事がとても多い。よほど頭がよい1万人に一人ぐらいの特別な人を除いては、現場を知り、プラントの一つも立ち上げないと、一人前とは言われない。これは世界中どこへ行ってもあまり変わりないと思う。こぎれいな仕事ではないけれど、みんなそれなりに、自信と誇りを持っている。
サイトを歩いていると、床に雨水がたまって、青空を写している。これがなかなか、幾何学的できれいだった。そんなところに目を止められるのは、多少仕事に余裕が出てきたのか、あるいは年寄りになってきたのか?
プロセス屋はいつもバタバタしているが、ご参考までにメールの例をひとつ。
括弧内は、その文章の本当の意味を示しています。行間を読むという言葉がありますが、文章に隠された本当の意味を察することは、会社人として大切なことです。(笑)
先日はお疲れ様でした。
(こないだは、ちょっと飲み過ぎた。)
忙しいところすみませんが、
(俺より忙しいわけではないだろうが、)
蒸留塔設計資料のドラフトでよいので、
(まさか、ほんとにドラフトで済ませようとは思わないだろうな、
ちゃんとしたレポートにまとめて提出すること。)
なるべく早めにお送りいただけませんか。
(2,3時間以内に送れ)
※ 至急 =(折り返しすぐ)
※ 時間が多少掛かっても良いので =(今日中でかまわない)
ご不明な点がありましたら、ご連絡ください。
(どうしても無理なら、早めに泣きを入れて)
よろしくお願いします。
こんなところです。
※※ ことば ※※
行間
行間に書いた人の気持ちがにじみ出ている
字行間流露出笔者的心情
まさか
まさかそんなことはあるまい
决不会有那样的事; 怎会有那样的事; 难道会有那样的事.
ドラフト 草稿 草案
泣きを入れる/哭着哀求(饶恕)
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