<駿河屋>民事再生法の適用申請…老舗和菓子メーカー
(毎日新聞 1月17日(金)20時53分配信)
老舗和菓子メーカーの駿河屋(和歌山市)が17日に
和歌山地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受
けたことが分かった。負債総額は約9億円。営業は続ける。
2003年に当時の社長らが架空の第三者割当増資を行
ったとして、04年に逮捕、起訴される事態になり信用が
著しく悪化。売上高の低迷で赤字が続き、資金繰りに行き
詰まった。
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民間信用調査会社の帝国データバンクによると、同社は室
町時代中期の1461年に京都・伏見で「鶴屋」の屋号で
創業。
1658年に練り羊羹(ようかん)の製法を確立。1685
年に徳川家より駿河屋の屋号を与えられた。
1944年に法人化し、61年には東証と大証の2部に
上場し、ピークの92年3月期に売上高約60億円を計上
した。だが、架空増資事件の後、05年に上場廃止に追い
込まれた。贈答品としての需要の低迷などもあり、13年
3月期は売上高約16億円にまで低迷。3期連続で最終
(当期)赤字を計上していた。
【宇都宮裕一】
1461年に創業 ・1658年に日持ちしない蒸し羊羹
に代わる練り羊羹の製法を確立 ・1685年に徳川家
より駿河屋の屋号を与えられる ・代々紀州家御用御菓子司
という名家なんですが、需要低迷から架空増資に手を染めて
の倒産です。
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