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【http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2011101102000022.html】

 

 

 

中日スポーツ - ‎2011年10月10日‎

 

【ハノイ＝江川悠】日本とベトナムの文化交流と友好関係発展を目的とした「第２回日越友好音楽祭～この平和を夢みて～」が９日（日本時間同日深夜）、当地のオペラハウスで開催された。日本からは同音楽祭の実行委員会会長を務める杉良太郎（６７）をはじめ、杉の妻で演歌歌手の伍代夏子（４９）、ＥＸＩＬＥ、w-inds.、ＡＡＡ、ＡＫＢ４８、倖田來未（２８）ら７組が出演。約６００人の観客に日本の音楽の魅力をアピールした。

◆国営テレビ生中継

　会場となったオペラハウスは今年で建設１００周年。その記念として、外務省から「日本・ベトナム特別大使」を委嘱されている杉が、東日本大震災の被災者への義援金や物資を寄贈してくれたベトナム政府への恩返しの意味を込め、２００８年の「ハノイ・ホーチミン音楽祭」以来２度目の友好音楽祭を企画し、賛同したアーティストらが無償で出演を快諾した。

　ライブの模様はベトナム国営テレビ局で生中継された。ベトナムでも近年では韓国のアーティストが大人気。日本貿易振興機構によると、ここ数年でようやくＪポップというジャンルがネットで見かけられるようになったが、あくまでＫポップのおまけのような存在でしかないという。

　杉は「ベトナムの家庭では日本の音楽が流れていない。これは致命的なこと。今回は生放送がありますから、茶の間に日本の文化を伝えるチャンス」と強調した。

　そんな杉の期待に応えるべく、倖田はドレス風の衣装から胸の谷間をあらわにしたセクシー衣装への早着替えを披露。「放送コードぎりぎり？　杉さんに許可をいただいたので、倖田來未らしくエロかっこよく舞えればいいなと思いました」と満足げに語った。

　一方、ＡＫＢ４８からは１６人のメンバーがトップバッターとして出演。「フライングゲット」など２曲をミニスカのコスチュームで熱唱した。

　ＡＫＢはジャカルタや台北で姉妹ユニット結成を発表するなど、アジア戦略を強化中とあって、会場にはベトナムの非公式ファンクラブ会員約３０人が駆けつけた。「うれしいですね」と声を弾ませる高橋みなみ（２０）に取材陣が「ベトナムで姉妹ユニットの結成は？」と水を向けると「かわいい子が多いし、あるかも。（総合プロデューサーの）秋元（康）先生に聞いておきます」とニッコリ笑った。

　ライブを鑑賞したベトナムのグェン・ティエン・ニャン副首相は「今後も両国の戦略的パートナーシップを深化するためにより一層文化交流の事業に力を入れていきたい」と約束。今回の音楽祭を機に、日本の音楽がベトナムに広く普及する環境は整った。

 

 

 

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