天皇陛下 平熱より高い状態続く

発熱が続き気管支炎の症状が重くなってきているため都内の病院に入院した天皇陛下は、６日までより熱が下がったものの、平熱よりは高い状態が続き、治療を受けられています。

発熱　はつねつ　気管支炎　きかんしえん　症状　しょうじょう　都内　とない　

天皇陛下　てんのうへいか　平熱　へいねつ　　治療　ちりょう

天皇陛下は、３日に発熱が見られ、その後も熱が下がらず、せきなども続くことから、６日、宮内庁病院で診察を受けられました。その結果、最近繰り返しかかっていた軽い気管支炎の症状が重くなってきているほか、疲れが相当たまって体の抵抗力が低下しているとみられ、大事を取って、６日夜、東京大学附属病院に入院されました。これに伴い、７日に行われた秋の叙勲の大綬章の親授式では、皇太子さまが天皇陛下に代わって勲章を授けられました。

宮内庁　くないちょう　繰り返す　くりかえす　軽い　かるい　抵抗力　ていこうりょく　

伴い　ともない　行われる　おこなわれる　叙勲　じょくん　大綬章　だいじゅしょう

親授式　しんじゅしき　皇太子　こうたいし

一方、病院には、皇后さまが６日夜に続いて７日も朝と夕方、お見舞いに出かけられました。宮内庁によりますと、天皇陛下の熱は午前中の時点で６日までより下がっていたものの、依然として平熱より高い状態だったということです。天皇陛下は、東日本大震災のあと、東北３県の被災地などを７週連続で訪ね、静養期間中も被災者が暮らすホテルに足を運ぶなど被災した人たちを励まされ続けました。

一方　いっぽう　皇后　こうごう　見舞い　みまい　静養期間　せいようきかん　被災者　ひさいしゃ

暮らす　くらす　励ます　はげます

一方で、先月の末には、毎年恒例の式典に出席するため鳥取県を訪問するなど、例年どおりの公務もこなされてきました。宮内庁によりますと、ふだんの年より公務の負担が大きくなるなかで疲れがたまっていったとみられるということです。

恒例　こうれい　式典　しきてん　例年　れいねん　公務　こうむ　負担　ふたん

宮内庁の関係者は、天皇陛下はここ１か月ほどの間、軽い気管支炎の症状が見られるなど、体調が万全でないなかで公務などを務め、症状が重くなってきたと明かしたうえで「体調が回復するまで入院して治療を受けていただきたい」と話しています。

体調　たいちょう　万全　ばんぜん　務める　つとめる　明かす　あかす　回復　かいふく

2011年11月7日　ＮＨＫニュースにより