日本神宮ロータリークラブのみなさん こんにちは。
私は鄭匡宇です。鄭(てい)と申します。台湾大都会ロータリークラブのメンバーで、作家、講演家と司会者でもあります。
2014年の9月19日、私は台湾人として初めて、Facebookのアメリカ本部で講演を行いました。少なくとも、 Facebook本部で講演に招かれた、台湾で一人目の台湾作家、そして、なによりも初めて講演に招かれた台湾で一人目の男性作家とも言えます。
このように、上手く自らをFacebookの本部で講演することができたのは、その本来の目的、気持ちの持ち方と成功するための方法であり、今回はこれらを日本の皆様に伝える価値があると信じております。特に強調したいのは「恥知らず」、死を恐れず、自己推薦する志、この志こそが、愛情を得ることや事業のチャンスをつかむのにとても役に立ちます。
日本は恥を感じやすい民族だと多くの方々は思われますが、しかし、世界競争が激しい今、アジアで恐ろしいライバルである韓国でさえ、日本に追いつき、もしかすると、この恥知らずで、死を恐れない志こそが、現在の日本の若者が一番必要とし、この志で失った過去の栄光を取り戻すことができるでしょう。
自らを作家、講演家、さらには司会者とご紹介する際に、みなさまはご存知ではないと思いますが、この三つの肩書きの終極目標は、すべて「アジアナンバーワンの励ましコーチ」になるためです。10年前、世界ナンバーワンの励ましコーチであるアンソニー・ロビンズに出会った際、ずっと彼を手本としてきました。けれども、私は彼とは違った独自のスタイルで、人々の心を励ます講演家になれると思っております。そして、本を出版し、講演、その上テレビ番組の司会者ならば、より多くの読者とコミュニケーションをとることができ、さらに、もっと大きな舞台に立ち上がり、私をより多くの人に知ってもらうことで注目を浴びて、必ず大きな影響力を発揮することができます。
目標が国際的なコーチになるからには、本の出版、講演と番組の司会者、これらが目標を達成するための手段となり、また、実行する上で、世界の舞台に立ち上がるために、必ず様々な方法を考えなければなりません。そして、より多くのメディアに注目を浴びて、引き続きそれに伴う経済効果を引き起こします。
ある日、自分に問いかけてみました。世界の舞台に立つためには、アメリカのFacebookのような国際的な大手会社で講演ができるのなら、これは人々に注目される一番いい機会であり、同時に、私なりのブランドがアップするのではないでしょうか。
目標を立てたら、続いては行動することです。そこで、私は何も考えずに直接Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグにメールを送りました。思ったとおり、完全に無視されましたね。一週間経っても返信が来なかったので、またもや打たれて、死にそうになっても退けない、不屈の志で、周りの友人を探し始めました。
よく考えてみれば、自分のFacebookにある友達の数はすでに5000人へと達し、Facebookページの人数はかえって8000人ほど、六度の空間の理論によれば、Facebookと関わりのある人物が見つからないことはないでしょう。
この1万3千人ほどの友達の中から(重なった人が多いかもしれませんが)、Facebookで勤務している、または以前そこで勤務をしていた、或いは、親戚や友人がそこで働いている人を、必ず見つけることができます。そして、彼らを通して、再びFacebookと連絡を取るという方法なら、実行できると信じていました。
このように、私は昔から伝わってきた技で、鋼鉄を鍛えるように、この古い方法に従って、 一からやり始め、自分の周りの友達とFacebookページにある会員の資料から一つ一つ探り始めました。すると、引き寄せの法則が効いたのか、だいたい100人目まで探した時、突然ある人物が英語で書かれたメールを送って来ました。誰かと思ったら、彼は私が以前アメリカの留学先で知り合った、中国からアメリカに留学していた先輩でした。
そして、彼はメールで興奮しながらこう言いました。台湾でこんなに多くの本を出版して、数多くのメディアにも掲載されて、その上、中国で有名なネット会社の網易(ワンイー)に招かれ、講演しただなんて、まるで「有名人」ではないかと。
私は有名人ではありませんが、先輩がこのように思った以上、喜んで受け入れるしかないと思いました。二人で世間話をしている内に、興味本位で、彼が今どこで勤務しているかを見てみました。よく見てみると、彼は卒業後、アメリカのマイクロソフトに勤めていた経験があり、今ではFacebookで勤めていることを知りました。
そこで、この機会を逃さないために、Facebookで、英語の講演をしたいという考えを先輩に伝え、メールに自身の履歴を添付し、先輩に頼んで人事または教育育成の担当者に、私を探して講演を行う希望があるかどうかを、聞いてもらうようにお願いしました。
一週間後、Facebookの人事部から返信があり、今年すでにとある企業のCEOの講演があったので、再び講師を招く予定はありませんでしたという答えでした。大体の人はここであきらめるでしょう。しかし、私は何しろ<恥知らずで、死を恐れない、世界は自分のもの>という本を出版した、アジアナンバーワンの励ましコーチであり、だから、ここであきらめるなんてありえないことです。
そして、突然思い出しました。数ヶ月前に、台湾の和碩株式会社(ペガトロン)に講演の依頼を受けたことがありました。(この会社は知名のパソコン会社Asusアスースーからスピンオフした会社です。)講演の依頼を受けたその部門は、会社の人事課ではなく、社員により結成された講師の研修サークルでした。そこで、ふと思いつきました。ペガトロンと同じように、Facebookでも社員により結成されたサークルがないかどうかを中国の先輩に聞いてもらいました。会社のサークルから講演に招かれるのも同じことでしょう。
このように、先輩からメールを送ってもらい、聞き回った結果、中華系の社員により結成されたサークルChinese@Facebookがあることを知りました。彼らは私にとても興味を抱き、さらに社員の中で私が出版した本とyoutubeの映像を見たことのある方がおり、これをきっかけに、私を講演に招くことが決まりました。そして、去年の9月、Facebookで英語での講演を行うことが確定しました。私がFacebookを頼りにFacebookで講演をしたといっても過言ではないでしょう。
通常、私は何事をしても、ベストを尽くして成し遂げるだけでなく、効果をいかに拡大し、伸ばすかを考えなければなりません。Facebookから講演に招かれ、遥々アメリカのサンフランシスコまで飛んで行くなら、思い切って、もっと多くの会社に講演をしてもよいではないでしょうか。例えば、GoogleやLinkedinなど。
そこで、私はまたFacebookで講演が行われることが確定した情報をFacebookの投稿でみんなに示し、その上Googleで講演したいという願望も表明して、ネット仲間にこのことを手助けしてもらうようにお願いをし、その後は、自分で連絡すればよいということを伝えました。
けれども、最終的にはGoogleに講演することはできませんでしたが、連絡を手伝ってくれた何人かのエンジニアに食事をおごってもらい(まさに、その何を食べてもただと噂されてるあのカフェテリアの中で)。
もう一人の方は、ロサンゼルスのSolarCity(ソーラーシティ)に勤めている兄貴のような方が、(SolarCityとは、電気自動車メーカー、 テスラモーターズのCEO、 マスクが所有したもう一つの会社です。)その方が当社の営業チームと(カリフォルニアで最大大手のミルクティーとコップ‧ストロー製造メーカー)Lollicupのセールスとお客様サービスチームが、私にFacebook講演のついでに、ロサンゼルスで彼らの会社にも講演するように、招かれました。
そんな訳で、今回のいわゆるアメリカの旅で、知名度の高い3つの会社で講演を行い、それだけでなく、現地の世界日刊新聞の取材も受けました。今回の旅は私にとって、私なりの国際的な講師のブランドを構成し、必ず大きな効果を発揮します。そして、これらの「いい事」の始まりが、単なる一つのアイディアから生まれ、精一杯の努力を加えて、ゴールに辿りつきました。
次のステップも、前と似たような方法でやるつもりです。なんとか日本のSonyやToyotaと連絡をし、韓国のサムスンやヒュンダイモーターなどの会社で、日本語と韓国語を使って講演をし、国際的な励ましコーチと多国言語の講演家の地位として足場を固めます。これも、私がここに立っている理由です。神宮ロータリークラブは、まさに私が初めて日本で講演した第一歩です。改めて、このようなめったにない機会をいただいたことを、皆様に心から感謝いたします。
さて、「恥知らずで、死を恐れない志」このような私を見てみると、本来の思考ロジックと手段を、みなさまはご存じになりましたか。
自分のやりたい事があれば、絶対に精一杯力を尽くすこと、なんとしてでもやり抜くこと、時にはある方法が通じないかもしれません。それなら、切り替えて、他の方法を使ってみましょう。この道が通れないなら、少し遠回りすれば、同じように目的地に辿りつくことができます。一番大切なのは、絶対にあきらめないこと、自分自身のレベルアップとプラスの影響力を発揮して、最善の努力を尽くし、永遠に途絶えないことです。
私と同じような目標でなくてもいいです。ただ、私と似たような心持ちとやり方を備えておけば、必ず自分の分野で成功を得ることができます。皆様の成功を心から祈っております。
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