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2006-02-28 08:26:19| 人氣1,514| 回應0 | 上一篇 | 下一篇

事実と真実

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「足立区のあたりは、柄が悪い人が多い。」という言葉に出会ったとき、人はふつう、「そんなことを言ってはいけない。どこだって柄の悪い人はいるし、いい人はいる。それは足立区に限ったことではないから、あえて足立区などと言ってはいけない。それに、身なりで、柄の良し悪しを決めてはいけないよ。」という言葉を並べる。確かに、それは普遍的な真実である。人の良し悪しは、場所によって決められるものではない。また、身なりによって、人柄の良し悪しを決め付けてはいけない。それも真実である。

しかしながら、たとえば、朝、常磐新線の上りに乗ってみたりすると、「すみません。」とも言わずに、ぐいぐいと肩で割り込んできて、スポーツ新聞を広げたりする「品のない人たち」は、明らかに、「六町」や「青井」の足立区の駅から乗る人に多い。これは、事実、である。私は東京の東で生まれ育ったが、常磐線や京成の乗客は、中央線や東急、小田急の乗客に比べて、品が悪く、柄も悪い、ということは認めざるを得ない。たぶん、多くの人がこれを感じていると思うし、これもたぶん、事実、なのだと思う。これらの事実に対して、「そんなことはない、いい人も悪い人もいる。」とか、「品や柄で、人の良し悪しを決めてはいけない。」と、真実を並べ立てることは簡単だけれど、そうやって開き直ってしまっては、いつまでたってもその違いは縮まらない。

まあ、地域のことについては、私は自分の生まれ育った町が、柄が悪かろうと品がなかろうと好きなので、「そういう町なのだから、」と、言って受け入れることも可能だと思う。でも、人の場合にはそうはいかない。やはり、「どんな人も大切であり、優秀で、有用だ。」という真実を踏まえながらも、事実に目をつぶることなく、きちんと欠点を受け入れて、開き直らずに、前向きに改善していかないと、いつまでたっても成長がない。最近の社会は、やさしく、甘くなってきているので、「柄が悪い」とか、「品がない」と言われる機会は少なくなってきているが、こういったことを、ちゃんと受け入れる心の広さを養っていかなくてはいけないと思う。




開き直る ひらきなおる
突然改变态度将错就错.

こうなったらもう開き直るしかない
事到如今只好将错就错干到底.
彼は急に開き直って事実を否定した
他突然改变态度,否定事实.


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