昨日久しぶりにとある友人に会いました。彼は、今年34になりますが、大学を中退して以来、二年間働いてお金を貯めて、一年間海外に遊びに行く、という生活を続けてきました。ところが先日、帰国して再び働こうとして面接を受けたところ、採用されないことになってしまいました。海外での経験をもとに、いつもそれなりの仕事を見つけてきた彼ですが、今回は何社か回っても、なかなか採用されないようです。彼は自分の生き方に自信を持っていますから、面接の際にも「二年働いてまた海外に出る」ということを、ちゃんと表明しました。でも、それがちょっと問題だったようです。日本では、それなりの年になったら、いつまでも夢を追いかけるような生活をしていてはいけない、というのが、まだまだあります。私などは、平平凡凡と普通の会社勤めをしている身としては、彼の人生観をとてもうらやましく思っていたのですが、なかなか難しいようです。
とはいえ、最近の日本では、学校を出ても仕事に就かないで、アルバイトでその日を生活している人たちが増えてきています。彼らも、私の友人のようにだんだんそれなりの年になってきているのでしょうが、どうするのでしょうか。今は親御さんのお金で生活していけるのでしょうけれど、それなりに年輪を重ね、自分の年に気がついたときに、ではどうするか、という前向きの意識と、そのときのために自分のほんとうの実力を身につけておかないと、生活すらできなくなるのかもしれません。ただ、実力さえ身につけておけば、なんとでもなります。もちろん、自分でなく、周りが認める実力なのですけれど。
そういった実力もなく、またその怖さを感じてしまう私は、不本意ではあっても、こうしてぼちぼちと会社勤めを続けているのかもしれませんね。あまり夢のない生活ですけれど、まあ、仕方がありませんね。
近所にまた新しいビルができました。地下にはレストランがたくさんありますが、なかなか高くて、ちょっとした食事には使えません。丸の内も、だんだん観光地のようになってしまって、住みづらくなりましたね。
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