佩與尋的美國生活筆記 關於我們的美國小鎮生活和文化之間的點點滴滴

1,578愛的鼓勵 0訂閱站台

ボブディランを初めて聴いたのは何時だったろうか。日本フォークソングの好きな自分にとって、其の父であるボブディランの、弾き語りによる名曲の数々は、これからもコンスタントに聴き続けるものであると思う。
そんなボブディランも、ウエストハリソンに越してからは、カントリーミュージックと言うジャンルが自分の想像の範疇から飛び出して、あまりに今現在の自分の生活にマッチし過ぎ、聴く事に敬遠気味だったのだが、数週間前佩からボブディランがブルーミントンに来ると聞き、もし時間が有れば行きたいなぁとなんとなく思っていたのである。そんな矢先、先週末の秋休みに佩に会いに行った時、ブルーミントンでコンサートが金曜に開かれると言うではないか。少々迷ったが、この先ボブディランを見れる事などそう無いだろうと思い、佩と二人、バルコニー席を当日購入したのである。全曲ギターとハープによる弾き語りだと最高なのだが、そんなことは無いだろうとチケットを見る前から考えていた。なぜなら新聞の広告によると、新曲を発表したばかりであり、それに彼のレコードは数枚目からバンドによるロックへと移行し、フォーク調の曲は少ない、と言うイメージが在ったからである。自分は初期の三、四枚とベストアルバム数枚程しか聴いた事が無いので、実際にどれ程の比率で弾き語りの局が存在するのかは分からないのだが。チケットを見ると、ボブディランと彼のバンド、ってタイトルだった。やはりバンドによる演奏なのか。
さて、コンサート会場に３，４０分前に到着し、佩とくっちゃべりながらボブディランを待っていると、五人組のバンドが登場。あぁ、前座か、そうだよな、初っ端に出るわけ無いよな、なんて思いながらそれなりに彼らの曲を聴きつつ、まだかまだかと待っている内に一時間経過、休憩の後、次こそボブディランだろ、と期待するも、エルビスコステロによるパフォーマンスで数十分。（エルビスコステロってだけで本当はすごいのだが、自分は彼の曲は全く知らず、ボブディランが見たいだけの心境と相俟ってあまり楽しむと言う感じではなかった。）
遂にお目当て登場！って時には会場に来てから既に二時間経過、疲労が次第に蓄積されてくる時間に突入していた。それでも尚、よっし、ボブディランだ！と楽しむ為心の準備をしたのだが、数曲を聴き終えたところで、あぁ、やっぱ全部バンドによる演奏なんだな、と少々がっかりした。正直なところ、彼のバンドの曲はノイジーだよなぁってはじめてCD聞いた時から感じていたんだが、その演奏スタイルは今も変わらず、聴いた印象も当時と変わらず、である。歌唱方法は昔のレコード録音時とは違い、ほとんどメロディの無い、癖のあるアクセントで、どの曲も同じように聴こえた。佩に言わせると、弾き語り時の嗄れ声は良い特徴になっているがバンドによる演奏が加わると其の長所が短所に変わってしまっちゃうんじゃないかと。確かに其の通りである。嗄れ声とノイジーバンドでうるさく聴こえるのだろう。喉飴あげたい位だとぺいは言っていた。
一曲でも知ってる曲があれば良いねと佩に言っていたのだが、結局二人が知っている局は二曲。アンコール後、最終曲は大好きな「風に吹かれて」だった。ぺいは空腹の中、よくがんばって最後まで聴いた。有り難う、佩。ノイジーではあったけど、ボブディランの声とハープを、アメリカで聴けたことを嬉しく思います。