第70回「花」ORANGE RANGE
12月なのに、「夏日」があったという異常気象。いったい、地球はどうなっていくんだ? 今が永遠に続くということを漠然と信じているけど、それって勝手なことかも。「未来を憂うより、今を楽しもう!」って思う曲を紹介。
●ORANGE RANGEって?
(→公式サイト)
(→レコード会社サイト)
YAMATO(High VOX)1984年1月14日生 沖縄県出身 A型
HIROKI(Mid VOX)1983年6月29日生 沖縄県出身 A型
RYO(Low VOX)1985年10月1日生 沖縄県出身 0型
NAOTO(Guitar)1983年5月8日生 沖縄県出身 A型
YOH(Bass)1983年12月11日生 沖縄県出身 0型
KATCHAN(Drums)1983年6月19日生 大阪府出身 A型
の沖縄出身の6人組。
2001年3月、中学の卒業パーティーをスタートに6人のメンバーが集まり「ORANGE RANGE」結成。2002年2月、インディーズでミニアルバム「オレンジボール」リリース。2003年6月4日『キリキリマイ』で、メジャーデビュー。2nd Single『上海ハニー』でブレイク!
■「明日がある」と信じること
人は、あたりまえに明日があると信じて生きている。そうじゃないと、生きていけない。だけど、明日がある保証なんてどこにもない。でも、とりあえず、それを考えずに過ごしていく。たとえば、大切なものを失くした時に、「はた」と気づくように、「明日」が消えたとき「はた」と気づくのかもしれないが、その時ってどんな時? って考えると怖い。その痛いところを突いているのが、「いつまでもあるのだろうか」という疑問。映画『いま、会いにゆきます』のテーマ曲になっているこの曲は、妻であり母である女性を失った父と子と6週間だけ戻って来る母との話だ。そう、いつまでもあると思っていたものがふいに消えたとき、人が何を思うのか? 考えさせるものになっている。
いつまでもあるのだろうか オレの真上にある太陽は
いつまでも守りきれるだろうか 泣き 笑い 怒る君の表情を
「誰かを守る」というのは、一種傲慢にも思える。人が人のすべてを守るなんてとっても大変なこと。だけど、人はよく口にする。「君を守るよ」って。そして、その言葉をうれしく思ったりする。人は、ひとりで生きつつ、ひとりでは生きていけないものなんだ。だから、側に寄り添ってくれる人がいるととても救われる。傲慢だって、言葉をもらえると嬉しい時もある。
■いつかは消えていく
命には限りがある。これは、しょうがない。だから、いつかは散っていく。生まれ変わりを信じている私だけど、今の自分にはいつかお別れする時がくる。それは受け入れるしかない。だからこそ、その間は精一杯に生きていきたい。
花びらのように散ってゆく事
この世界で全て受け入れてゆこう
自分のすべてを受け入れるからこそ、大切な人のすべても受け入れなければならない。嬉しいことも、悲しいことも、楽しいことも、切ないことも、ぜんぶ受け入れなければと思う。そうでなきゃ、誰かを愛してはいけないような気がする。
公開:2004/12/10 文/イメージ画像・みど
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