可恨的濃霧
阻擋了我一整個白天的視線
而現在的星光真美
記得你才是中學一年級小女生時
就膽敢以天狗食月的農村傳說
來挑戰我月蝕的天文理論嗎?
再說一件不怕你挑戰的理論
你知道我們現在所看到的星光
是自幾億光年遠的星球上
所發射過來的嗎?
哇,幾億光年發射出來的光
我們現在才看到
幾億光年的台灣島和日本島
又是什麼樣子呢?
山還是山,海還是海
卻不見了人
我想再多看幾眼星空
在這什麼都善變的人世間裡
我想看一下永恆
遇見了要往台灣避冬的烏魚群
我把對你的相思寄放在其中的一隻
希望你的漁人父親可以捕獲
友子,儘管他的氣味辛酸
你也一定要嚐一口
你會明白…
我不是拋棄你,我是捨不得你
我在眾人熟睡的甲板上反覆低喃
我不是拋棄你,我是捨不得你
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十二月の海は、どこか怒っている。
恥辱と悔恨に耐え、騒がしい揺れを伴いながら。
僕が向かっているのは、故郷なのか。
それとも、故郷を後にしているのか。
夕方、日本海に出た。
昼間は頭が割れそうに痛い。
今日は濃い霧に立ち込め、昼の間、僕の視界を遮った。
でも、今は星がとても綺麗だ。
憶えてる?
君がまだ中学一年生だった頃。
天狗が月を食う農村の伝説を引っ張り出して、月食の天文理論に挑戦したね。
君に教えておきたい理論がもう一つある。
君は、今見ている星の光が、数億光年の彼方にある星から放たれてるって知ってるかい?
うわぁ。
数億光年前に放たれた光が、今、僕達の目に届いているんだ。
数億年前、台湾と日本は、一体どんな様子だったろう。
山は山、海は海。
でもそこには誰もいない。
僕は、星空が観たくなった。
虚ろやすいこんな世で、永遠が観たくなったんだ。
台湾で、冬を越す雷魚の群れを見たよ。
僕はこの思いを、一匹に託送。
漁師をしている君の父親が、捕まえてくれることを願って。
友子。
悲しい味がしても食べておくれ。
君には解るはず。
君を捨てたのではなく、泣く泣く手放したということを。
皆が寝ている甲板で、低く何度も繰り返す。
「捨てたのではなく、泣く泣く手放したんだ」っと。
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天亮了,但又有何關係
反正日光總是帶來濃霧
黎明前的一段恍惚
我見到了日後的你韶華已逝
日後的我髮禿眼垂
晨霧如飄雪,覆蓋了我額上的皺紋
驕陽如烈焰,焚枯了你秀髮的烏黑
你我心中最後一點餘熱完全凋零
友子…
請原諒我這身無用的軀體
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夜が明けた。
でも僕には関係ない。
どっち道、太陽は濃い霧を連れて来るだけだ。
夜明け前の恍惚の時、年老いた君の優美な姿を見たよ。
僕は髪が薄くなり、目も垂れていた。
朝の霧が舞う雪のように僕の額の皺を覆い、激しい太 陽が 君の黒髪を焼きつくした。
僕らの胸の中の最後の余熱は、完全に冷め切った。
友子。
無能な僕を許しておくれ。
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海上氣溫16度
風速12節、水深97米
已經看見了幾隻海鳥
預計明天入夜前我們即將登陸
友子…
我把我在台灣的相簿都留給你
就寄放在你母親那兒
但我偷了其中一張
是你在海邊玩水的那張
照片裡的海沒風也沒雨
照片裡的你,笑得就像在天堂
不管你的未來將屬於誰
誰都配不上你
原本以為我能將美好回憶妥善打包
到頭來卻發現我能攜走的只有虛無
我真的很想妳!
啊,彩虹!
但願這彩虹的兩端
足以跨過海洋,連結我和妳
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16度の海の温度
12風速、 97メートルの水深
されているいくつかの海鳥を見た
明日の日没前に着陸される見通しだ
智子...
私は台湾に残っているあなたに私のアルバムを作って
でお客様の母親を残すには、
私のいずれかのを盗んだ
お遊びでは、海の水には行く
海の写真、風雨していない
写真を、あなただけの楽園で笑う
あなたの将来に関係なく1つに所属し
あなたは誰に値する
私はもともとは、記憶を適切にパッケージ化することができます思想
最終的には、私の距離を運ぶことができる唯一の虚しさを検索する
本当に欲しい!
あ、虹だ。
虹の両端が海を越え、僕と君を、結び付けてくれますように。
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友子,
我已經平安著陸
七天的航行
我終於踩上我戰後殘破的土地
可是我卻開始思念海洋
這海洋為何總是站在
希望和滅絕的兩個極端
這是我的最後一封信
待會我就會把信寄出去
這容不下愛情的海洋
至少還容得下相思吧!
友子,我的相思你一定要收到
這樣你才會原諒我一點點
我想我會把你放在我心裡一輩子
就算娶妻、生子
在人生重要的轉折點上
一定會浮現…
你提著笨重的行李逃家
在遣返的人潮中,你孤單地站著
你戴著那頂…
存了好久的錢才買來的白色針織帽
是為了讓我能在人群中發現你吧!
我看見了…我看見了…
你安靜不動地站著
你像七月的烈日
讓我不敢再多看你一眼
你站得如此安靜
我刻意冰涼的心,卻又頓時燃起
我傷心,又不敢讓遺憾流露
我心裡嘀咕,嘴巴卻一聲不吭
我知道,
思念這庸俗的字眼
將如陽光下的黑影
我逃他追…我追他逃…
一輩子
我會假裝你忘了我
假裝你將你我的過往
像候鳥一般從記憶中遷徙
假裝你已走過寒冬迎接春天
我會假裝…
一直到自以為一切都是真的!
然後…
祝你一生永遠幸福!
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友子。
無事に上陸したよ。
七日間の航海で、戦後の荒廃した土地に、ようやく立てたというのに、海が懐かしいんだ。
海はどうして、希望と絶望の両端にあるんだ。
コレが、最後の手紙だ。
後で出しに行くよ。
海に拒まれた僕達の愛。
でも、想うだけなら許されるだろう?
友子。
僕の想いを受け取っておくれ。
そうすれば、少しは僕を許すことが出来るだろう?
君は一生僕の心の中に居るよ。
結婚して子供が出来ても、人生の重要な分岐点に来るたび、君の姿が浮かび上がる。
重い荷物を持って家出した君。
行き交う人ごみの中に、ポツンッと佇む君。
お金を貯めてやっと買った、白のメリヤス帽をかぶって来たのは、人ごみの中で、君の存在を知らしめる為だったのかい?
見えたよ。
僕には見えたよ。
君は、静かに立っていた。
七月の激しい太陽のように、それ以上、直視する事は出来なかった。
君はそんなにも、静かに立っていた。
冷静に努めた心が、一瞬熱くなった。
だけど心の痛みを隠し、心の声を飲み込んだ。
僕は知っている。
思慕という低俗の言葉が、太陽の下の影のように、追えば逃げ、逃げれば追われ。
一生。
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